<週報からの引用終わり>
映画のシーン(上写真)の描写や表紙の表現から見てもわかるけれど、モーセの十戒に対して人々が創造するイメージは、神の『厳しさ』なのではないかなと思う。厳しい戒律。その戒律を破る者には、神の裁きと怒りが下る。
しかし、十戒が命令している事って、どれも実行不可能なことじゃないし、その命令を人間が本当に守ったら、それは人間に幸せで安全な生活を約束するものだと考えることができると思う。人間の健やかさと、人間同士の平和と調和を心から望んでおられる神様のみこころを、十戒の一つ一つの言葉からくみ取ることができるんじゃないかと思う。
聖書を読んで、そこに、罪びとを罰して滅ぼす神を見るか。
それとも、罪びとを愛し赦す恵み深い神を見るか。
それは、聖書を読む者たちにとって、ましてや聖書を規範として生きようとする信仰者にとって、永遠のテーマなんじゃないかな・・・。