しかし、人類のあらゆる人が、生まれた瞬間に感染してしまう致死率100%の病がある。「罪」である。しかし、この不治の病がもたらす不安から逃れようとして人々が大騒ぎしたり、なりふり構わず救いを求めたりする姿は、私たちの日常では見られないし話題にもならない。なぜだろう。…もしかしたら、私たちは、死の不安と恐怖によって、もう一変させられてしまっている状態を普通の日常だと思い込んでいるのかもしれない。
罪の結果である死の不安と恐怖をまったく取り去られたら、私たちは、どんな一変した日常を生きるだろう。主イエスが十字架と復活を通して私たちに与えになる新しい命は、どんなに素晴らしいものだろう。その喜びに満ちた神との日常を、神は必ず、私たちに与えてくださると信じて、私たちは自分の死の向こうにある永遠の命をキリストによって待ち望む。