人は「ただ」で何かをもらうことに不信感を抱きます。これは、人間同士の関係は、「何かをもらったら、何かを返さなければならない」という観念に支配されているからで、「只より高い物はない」ということわざがある通りです。人は、その人間同士の観念を神との関係性に持ち込み、「わたしは、あなたを、ただ、愛する」と仰せられる神の恵みに対して不信感を持ってしまうのです。その不信感を拭い去るために人は表面的に信仰深く聖書に従順な態度を神にお返ししようとします。しかし、その行いの本質は、実は神の絶対的な恵みと愛に対する不信感や不信仰なのかも知れません。その不信仰を信仰の模範だと思い込んでいると、教会の心は病み、やがて精神的に死んでしまうのです。
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February 2019
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