悪魔は、狙いをつけて、私たちの心に一撃を放ち続けます。それは、私たちが悪い行いをするように誘導することだとは限りません。悪魔の真の狙いは、私たちが、神の恵みと愛に幼子のように頼り切ることを止め、自分の力で何かを成し遂げて誇ろうとする、心の中の獣を目覚めさせて暴れ回らせ、神が定めた(幼子のような)人間性を盗み、殺し、滅ぼそうとすることなのです。
この悪魔の業に勝利するのは、唯一、キリストの十字架と復活の御業、すなわち、私たちを天において御子イエスと「一つのからだ」としてくださった、神の御業だけです。教会の「いのち」は、聖書的な正しさや、奉仕活動や、建物の有無ではなく、この主イエス・キリストの十字架と復活にすべてをかける信仰の有無に掛かっているのです。