「罪」とは「まと外れ」という意味である、とよく聞きます。罪という言葉の原語はハーマルティ―アと言い、その辞書の上での定義は、「人が、神が定めた正しく生きる基準から離れる事」です。神の基準が「律法」ならば、律法に違反する行いが神に対する「罪」となります。です。しかし、キリストの福音が示す「神の基準」は、「神がご自身の恵みによって人をお救いになる」ことであり、その過程で、「人はキリストと共に十字架で死ぬ」という事です。人間の死という無力の中に神の恵みが働くという、この福音の原理によれば、人の肉体における行いが人の救いに影響すると少しでも考えることは、神の基準から離れる事、すなわち、「罪」となるのです。人の心の持ちようによっては、人が神にささげようとして行う様々な善行や従順が、そのまま罪となるのです。
0 Comments
Your comment will be posted after it is approved.
Leave a Reply. |
Author
Archives
February 2019
Categories |