教員免許を取得しないまま、32年もの期間、
県立高校で授業を教え続けた女性教諭(?)
のことが報道された。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160222-OYT1T50134.html
そのことについて、
テレビ番組で色々とコメントされていた。
そのコメントの一つは
『こういうことが無いように、もっと管理体制を整備して・・・』
という意見であった。
問題が生じたら、即座に、
制度としての管理体制を強化する!・・・と言う考え。
そういう思想で突き進んだら、
私たちの世の中は、
制度に『がんじがらめ』になって硬直して、
その硬直は人々を逆に苦しめることになるのではないか?と。
制度をいくら作っても、
その制度に価値と意義を感じて
心からその制度を守ろうとする、
人の心が伴っていなければ、
その制度は結局は問題を解決する力を発揮できない。
人を苦しみから解放できない。
制度を作るということの本質は、
「従わなければ罰するぞ!」という
束縛ではなく、
「みんなで幸せになろう!」という
心の一致の具現化であれば、素晴らしいと思う。
県に返却するべきかどうかはわからない。
この問題への解決の方法を模索する立場にもない。
しかし、
問題の解決=制度の強化!
という心の構図について考えさせられた。
キリスト教会は、
罪を犯してはならない、
教理教条を守らなければならない
会員登録をしなくてはならない、
というような、
様々な制度によって成り立っているわけではない。
それらの制度に心からの意味を与える、
一人ひとりが、
神に愛され、神を愛する、神を信じる 心によって
教会は成り立っているのだから。