讃美歌では、いつも最後に『アーメン』と歌う。筆者は、最初、これはワンパターンで不必要だとさえ思った。しかし、讃美を歌うということの本質が、会衆が心を一つにして唯一の神を賛美することだとしたら、この『アーメン』は、信仰のエッセンスが凝縮した、きわめて重要な一言なのである。 『アーメン』とは、天におられる神が賛美されるべき偉大なお方であるということに、個々が会衆と共に『しかり・その通りである』と同意する、信仰告白だからである。言い換えると、『アーメン』とは、本質的には、偉大な神に自分自身をささげる献身の言葉であり、讃美歌の最後にあたって、それぞれが全身全霊で歌う価値のある、ふさわしく、重く、そして素晴らしい一言なのである。
・・・アーメン・・・!
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