
恵み豊かであわれみ深い神は、彼が神を求めていない時も、彼と共に歩んでくださり、彼が心に思い描かなった人生を彼に歩ませた。彼の夢は砕かれ、培ってきた能力は無用のものとされ、先行き不明の恐ろしい暗闇が彼を覆った。しかし、だからこそ、彼にとって神は御父となり、御子イエスは喜びとなり、聖霊に導かれる人生が新しい夢となった。
その夢は、現世においては実現していない。しかし、その夢は、神の力によって既に実現している、天に在る「いのち」として、彼の心を喜ばせる望みとなった。「目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神はご自分を愛する者たちに準備された」(1コリ2:9)。 聖書のこの言葉が真実であることを知り続ける祝福に、神は一人の人間の魂を召してくださった。彼は今、自分に語り掛ける。「我が魂よ、主をほめたたえよ!(詩篇103篇)」と。 ハレルヤ。